ウェブログ「月記」

日記よりゆるい仕様です。

「月曜日の空飛ぶオレンジ。」人物とかまとめ

「月曜日の空飛ぶオレンジ。」のあれこれを、理解するためにまとめてみました。


ななみ(南ななみ):バイクに乗っている。住所は小島1269-7。去年の3月20日に六日島に引っ越してきた。近くに垂れているケーブルを引くと何かが落ちてくる。脳内のオリフィス(抜け道)を通じ、意識が書庫に侵入して情報を得ていたというのだが……。
ヨシノ(芳野ヨシノ):マナカの幼馴染で、昔は同じ団地に住んでいた。やんちゃでマイペース。兄のタクヤとはお互いにマイペースだが仲はよく、タクヤが消えてしまった時は落ち込んで学校を休んでいた。自分の知らない間に親戚のおばあちゃんポジションにされる。
マナカ(中島マナカ):ヨシノの幼馴染。太眉。団地住まい(502号室)。なっちゃんを連れて散歩するのが好き。TTレースには一人だけ誘われていない。恐竜も大好きで、黒マナカから戻るには犬と恐竜のどちらかが必要らしい。
せんぱい(すずきミズキ):超方向音痴ですぐ遭難する。両親に「遭難するくらいなら学校の近くに住みなさい!!」と怒られて、おかしな物件ばかり回るのだが……。
ツカぽん(塚本先生):オレンジ色の謎生物。六日島高校の生物教師。教室の間の細長いスペースに住んでいるが、元は島に一軒だけあった家でテナントを募集していた。全然怒ったりしないが、凝視は怖い。レースの場面では「Tuka Moto」表記なので、名前が「塚」、名字が「本」なのだろうか。
なっちゃん(なっとう):マナカの祖母の飼い犬。バスに乗り隣町に行き、豚丼のミヤザキで朝食を食べている。本当に犬か。
ユキノ(高城ユキノ):せんぱいの同級生。タクヤは母方の祖父であり、つまりヨシノは大叔母である。ヨシノの事を祖父から頼まれているためか、いろいろと秘密も知っている模様。冬ではなく夏に髪が伸びる家系。映画監督志望。

芳野タクヤ:ヨシノの兄。すごくマイペース。レース中に落ちてきた建物に巻き込まれ、2012年2月から1961年8月に飛ばされた。ツカぽんと共同生活をするうち、4年7ヶ月かけて60kmの周回路を作り、1967年に家(のちのアスパラ)の地下室にバイクと手紙を残した。
いくちゃん:マナカの妹。ヨシノを避けている。
マナカの祖母:岬の家に住んでいて、なっちゃんを飼っている。

アスパラのマスター:喫茶店アスパラのマスター。女子高生大好き。喫茶店の建物をもともと住んでいたツカぽんから譲ってもらった代わりに、カレーを一生タダという約束をしている。
カナさん:マスターの奥さん(だと思う)。一緒にアスパラで働いている。ヨシノのアメリカ人覆面で2回気絶している。
アントニオ:中島家の隣人(503号室)。29歳。ピクルスを作るのが好きだが、それを他人が食べると頭が箱になる。そのうち戻る。レースの場面の「Antonio Sugimoto」と同一人物かは不明。
森田・森口・森川:中島家と同じ階に住む団地園芸部。猫アレルギー。農耕具とか貸してくれた。森川は42歳公務員。森口(507号室)は不動産屋。
佐藤:ツキノワグマ。六日島市から名指しで警告看板が出るほど危険らしい。
山田:謎の本棚が並ぶ空間でななみと出会い、ケーブルをむやみに引かないように警告する。名前は覚えていなかったので仮名。
ミスター加藤:2巻冒頭の嘘予告の格闘家、もしくは陶芸家。
竹中先生:音楽の先生。猫を連れ込んでいる。
前の校長:屋上でキリンを飼っていた。
ささだ:マナカのコンビニでのアルバイトの先輩。どう見ても吸血鬼っぽい。トラックにコンビニが海へ突き落された後の安否は不明。
しろくま:コンビニの来客。マナカに「睡魔殺し」をあげた。
加藤タカユキ:オールナイトツカぽんの前番組をやっている。
野沢:オールナイトツカぽんのAD。ちょっと目を離すと何か食べている。
大沢:同じくスタッフ。
けったマシーン:同じくリスナー。愛知県在住。アライグマ。「残念で箸も止まりません」は名言。
松本先生:先生。
眼鏡の先生:先生。ツカぽんに厳しく注意していたが、猫カフェで見る影もない姿を目撃されている。

六日島:人口は約8万人。5~11月はとても温暖だが、12月1日に急に冬が来る(そして住人や犬猫の毛が伸びる)。一部か全部か分からないが、「六日島市」がある。島内には鉄道もある。
六日島TTレース:島が無人島だった時から周回路で開催されていたバイクレース。レースで6日間だけ人が集まるから「六日島」と呼ばれるようになった。ツカぽんが毎年出場している。作中では2012年レースを開催したが、ななみが呼び出した建物でレースは中止。タクヤが行方不明になった。
七日島:かつてのツカぽんの家から見える島。タクヤは小さな頃、七日島の団地に住んでいた。
六日島高校:森に囲まれていて、校内を動物が走り回っても誰も気にしないため、たまに動物を持ち込む人もいる。教室の間の空間を月500円で正式に賃貸している。
その他部活:ななみ達の部活。何をやっているのか分からないのに、一番大きな野球部と同等の部費が支給されている。六日島高校の部活は、最初は野球部と編集部とその他部活しかなかった。10年ほど前、「その他」全国大会で3連覇しているが、その後に各部活が独立して現在に至る。
ケーブル:ななみが引っ張ると何かが落ちてくる。ネット状の構造をしており、問題を解決するためのものを呼び出すのだが、反動で危険なものが落ちてくることがある。1カウント目が何だったかは覚えておらず、「緞帳を吊り上げたままになっている」状態であるのだが、これが何かは明かされなかった。
タイムマシン:数多い謎アイテムの一つ。デジタル式計量器のような形をしている。上に乗せたものを時間移動させるのだが、60kgを超えていると内臓に穴が開く、重量制限以内でも副作用で出っ歯になる、転送された際に座標の位置が微妙に合わないといった欠点がある。ヨシノが転送したカレーを浴びたツカぽんが作動させてしまい、救急車を呼ばれた。
ヨシノとユキノのオールナイトツカぽん:FM79.3Mhz、MUIKAJIMA FMで0:00から生放送するラジオ番組。ヨシノのトーク(ほぼいたずらとマナカのネタだった)、コーナー「ヨシノのブービートラップ」「ゆきのんのナナメ豆知識」が確認されている。B層、つまり熊リスナーが一番多い……どころかほとんどが熊リスナーだったため、冬眠シーズンになる事を理由に番組が終わってしまった。
二十日高原:せんぱいが遭難し、ユキノがそれを撮影していた。せんぱいの家から25kmほど。
アルデばらん:オールナイトツカぽんの協賛スポンサー。40年前からばらんを作り続けている。


余計わからない。

でも、校内の細長いスペースとか、バイクとか、太眉とか、アウトドアとか、後の作品への影響もちらりとあります。万人向けとは絶対に言えませんがおすすめ。