ウェブログ「月記」

日記よりゆるい仕様です。

エルフ週間

近頃買った本のうち、4冊にエルフが出てました。
なので今回はエルフ読書回。

・継承されし物語

「最初の濡れ場に差し掛かるあたりで床に叩きつけます!」
「SW2.5」リプレイです。同人誌即売会から始まり、魔動機文明時代のディープな趣味が次々と。人間がいないパーティでも普通に受け入れられてる辺り、アルフレイムはあまり人間中心的な社会じゃないのかなあ。ブルライト地方の国の指導者もエルフとかドワーフとかいるし。
こちらのエルフ枠はモーレンジ。エルフの銃使いではユニスと被りますが、こちらは制服要素あり。成人指定小説本を手に取ってしまう辺り、初々しくてよい!(サムズアップ)

・妖精狙撃
「にひ。悪い妖精は死体になるお時間でぇす」
今月の榊一郎さんその1。異世界人に掻き回されていた世界で、長生きし過ぎて共感性を失い犯罪に走る妖精族(エルフ)をロングレンジで射殺する狙撃手エルフと、その相棒。悪いエルフが手を付ける陰惨な犯罪が今回の黒榊要素です。ていうか異世界人達、いきなりオークやゴブリンを絶滅させたり、合成麻薬を伝えたりするな。
エルフ枠はアグネータ。狙撃以外はほぼ何もできず、精神と肉体のちぐはぐさは悪いエルフとは別方向に歪んでいるような、なんか猫っぽい子です。

・いつか仮面を脱ぐ為に
「お仕置き……お仕置きしてくださいっ……ごしゅじんさまぁ……」※妄想内
その2。最強の鬼神(仮面をしないとまともに話せないひきこもり)と兵器に組み込まれていた奴隷エルフ(情緒が無垢)、そして煽る有能鬼畜執事。「奴隷を買ってくるのは倫理的にどうか」という事で戦争捕虜にしたという事ですが、えーと、そのー。
エルフ枠はフェルミ。特攻兵器に動力として組み込まれていた幸薄い子ですが、レオに捕虜として引き取られお世話されます。こっちはわんこ系。

・異修羅
「言ったわよね。【危ないものから、私達を守って】」
本物の魔王が死に、それを倒したはずの勇者は行方知れず。それまでの秩序が崩壊した世界で、人族(じんぞく)の統一国家・黄都がただ一人の勇者をトーナメントで決める。出場者はそれぞれが各分野で最強の能力を持つ「修羅」。
…………のトーナメント前日談。ウェブ連載版に加えて大量の書き下ろしにより新たな修羅も登場し、読者自称者(「異修羅」読者の通称)が本当に自称者になってしまったり、購入報告写真がやたら遠写だったり。
エルフ枠はキア。森人(エルフ)の村で暮らしていましたが、言葉そのものが詞術であり、言葉の壁がない(文字があまり知られていない)異修羅世界においても、普通ではなし得ない全能の詞術を使う“世界詞”。それを利用しようとするエレアとの儚いつながりもいいのですが、災厄で理不尽に親友を失ったユノの修羅達への憎悪も、地位にしがみつきながら何かを捨てられないハルゲントと、鳥竜(ワイバーン)の冒険者であり修羅の一羽でもあるアルスの絡みもずしりと重くていいです。

最後があまりエルフ枠ではありませんでしたが、この辺で。アヤヤー!